Category：Life

2018,04,04

魅惑のローズ

 

東京は暖かくなり桜が満開を通り越して今はピンクの花びらがはらはらと舞っている
桜吹雪が見られます。

桜は咲いている期間が短く、とても名残り惜しいのですが春は他にも花が美しく咲いていて
私たちの目をたのしませてくれています。

桜の次に豪華に咲く花と言えばローズだと思いますが、ローズのハーブティ―は女性に大人気です。

ローズの起源は6000年前のバビロニア時代までさかのぼり
現在では膨大な種類の品種が生まれています。

このうち精油やハーブティーに用いるローズはローマ時代から
あったオールドローズの原種に近く19世紀以降に交配により
作られた園芸用のモダンローズは使用しません。

赤い花びらをローズレッド、ピンクの花びらをローズピンク、ピンクの
つぼみをローズバッズピンクと呼びます。

古くから薬用とされていたローズレッドは別名
アポテカリーローズ（薬屋のバラ）と呼ばれ1930年まで
イギリスの薬局に収れん剤として収録されていた記録が
残っています。

またダマスクローズの原産はトルコと言われ、
Rosaはギリシャ語で赤を意味するRodon（ロドン）に
由来し、十字軍の兵士たちがシリアの古都ダマスカスから
西ヨーロッパへ伝え、中世では薬用として栽培されていました。

香料好きで有名だった古代エジプトの女王クレオパトラも
バラの愛好者で、寝室をバラで満たしたり宴会でよく
用いていたとのことです。

古代ローマ人もバラを大変好み、特に皇帝ネロはバラ水や
バラ香油を肌に付けたり、お風呂に入れ愛用したようです。

当時はまだ精油の蒸留の技術はなかったので水や油に
バラをひたしてバラ水にしたり、バラの侵出油を作り
使用していたようです。

10世紀アラビアで精油の蒸留が生まれましたが最初は
精油を作るのが目的ではなく薬用にバラ水を得るための
目的だったようです。

ローズのハーブティーは甘く上品で優雅な香りがし、
リラックス作用があり、疲れている時、リラックスしたい
時などにもおすすめです。

ホルモン分泌を調整し血流を良くするので、月経障害や
更年期障害、内臓の疲れや便秘にも有効で美肌効果もあるので化粧水や
浴用にもよく使用されます。

入浴での使用は花びらを浮かべたバスタブで華やかな香りに
包まれての美肌効果も期待できます。
まさに女性の美と健康のためのお茶ともいえます。

ローズ茶は中国茶、お酒ともよく合うのでブレンドも
おすすめですし、お菓子作りにも利用できます。

≪ブレンド紹介≫
☆ビタミンCとクエン酸たっぷりなので美肌作りにどうぞ！！
ローズ1：ローズヒップ1：ハイビスカス1

☆食後のリラックスタイムにおすすめ！
さっぱりして消化促進効果もありますよ♪
ローズ1：マローブルー1：レモングラス1

☆就寝前のリラックスタイムにおすすめ！
ローズ3：カモマイル1：レモングラス2：ラベンダー4～5粒

☆眠れない夜におすすめ！
ローズ2：リンデンフラワー2：レモングラス1

皆様もローズのハーブティーを飲んで優雅にお過ごし下さい。

斎藤